【20191019 すぎさんの業務日誌】
株式会社PSE資産プランニング 相続コンサルタントの"すぎさん"こと、杉森真哉です。
一般社団法人NIPPON終活サポートセンターの理事もしています。
すぎさんの業務日誌では、私がどんな仕事を日頃やっているのかをシェアしています。
先日は、既に2年以上も相続対策でお付き合いいただいているお客様を訪問してきました。
これまでにも、相続対策として
不動産管理法人を作り、個人所有の賃貸物件をその法人に移転したり、対策をさせていただいている方です。
相続対策には、
・分割対策
・納税対策
・節税対策
が3大対策と言われます。
特に分割対策が大切というのは、どの本を見ても書いてあります。
節税や納税は出来たとしても、ご家族が争ったら元も子もありません。
でも分割対策は、簡単には決めることが出来ない場合が多いです。
「よく後は子供みんなで、均等に仲良く相続して~」という方もいますが、
不動産などを所有していると、1円単位でキッチリと分けることは、ほぼ不可能です。
ではどうするか。。。
大抵の方が簡単には決めることが出来ません。
そんな場合に、当社はこんなご提案をしています。
・当社が分割案を作ってお客様に提示する
・相続税の他に、葬儀費用、相続登記費用、手続き費用なども概算金額を出して、誰が負担するのか、分割案と一緒に提示する
・二次相続までのトータル金額を提示する
分割案ですが、これはご家族ごとの事情が絡むので、大抵の専門家は「ここはお客様で決めてください」というのが普通です。
でも当社の場合には、
こちらで無理やり分割案を作成します。
例えば
・長男は、自宅
・二男は、駐車場など
などをヒアリングした実情に基づき作成します。
では当社でベストの案を作成できるか?
と思いますが、ベストな案を作成しようとは思っていません。
むしろ、ご家族が話すキッカケにしていただくことが目的です。
その際に大切にしているのが、きちんと分けるしたら、どう分けられるかという前提です。
今回もその前提で分割案を提示しました。
お客様にとってみたら、
「 ご家族のことを分かっていないにも関わらず、勝手な分け方をするな~!」
と思われても仕方ない分け方だと思います。
考えるキッカケを作るのが私の役割ですから。
ところが、お客様は全く反論はありませんでした。
むしろ、納得していただき、最後には
「スッキリとやるべきことが分かりました」
という喜びの感想をいただくことが出来ました。
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