私が相続したはずなのに、名義が変わっていなかったことに気づきませんでした〜
普通はありえないことでしょうが、実はこんなことがよくあるのをご存知ですか?
この方は10年近く前に両親が亡くなり、今回子供のことも考えて相続の準備をしようとご相談いただいた方でした。
不動産の一覧を教えていただき調べ始めたのですが、
あれっ!
亡きお母様の名義のままです。
その後相続の登記がされていません!
御本人にお聞きすると
「うそっ?そんなことはないわ〜!」
固定資産税の納税通知書を改めて見せていただくと、
確かに御本人宛の住所と宛先に届いています。
「ほら、私の名前になっているわよ〜」
と言っていたのでこのカラクリをご説明しました。
通常相続で名義を変えると
法務局に相続登記を申請して登記
↓
市役所に自動で通知される仕組みになっています。
もし名義を変えないと、市役所には通知がされません。
でも市役所としては、固定資産税を支払ってもらわないと、収入も困ります。
そのため、実際にその不動産に住んでいる方など、税金を支払ってもらえそうな方に、
「あなたに税金上の支払いの名義を変えてもいいですか?」
とお尋ねがされます。
その時に
「私でいいですよ」(^^)
と答えると、
翌年から固定資産税の納税通知書は、その方に届くようになるのです。
おそらくその時の市役所からの確認で、
名義変更してもらったと勘違いしてしまったと思われます。
なので、固定資産税の納税通知書をよく見ると
〒123-4567
・・県・・市・・町 25-1
◯◯ ◯◯ 様 ←御本人のお名前
(△△ △△ 様分) ←亡くなったお母様の分
と記載されていました。
もしこんな固定資産税の納税通知書に、亡くなった方のお名前が入っていたら、それは名義が変更されていない可能性があります。
お気をつけてくださいね。
現在、そのお客様について、相続の時の経緯も分からないので、当社にて調査中です。