私の相続の仕事の中には
「財産をどう分けたらいいのか分からないので、いい案をください」と頼まれて
相談者の意を汲みながら作成することもあります。
でもその時に迷うのが不動産の取扱いです。
誰に相続させたらいいかという問題ではありません。
それは。。。
評価額です。
基準となる価格は、
・相続税評価額(特例前)
・相続税評価額(特例後)
・固定資産税評価額
・時価査定価格
などなど色々とあります。
遺産分割というのは、当然ですが依頼者以外の相続人がいます。
よくあるのが
自宅不動産と現金というケースです。
自宅不動産の評価額が高いと場合によっては、
自宅不動産:現金の比率が
9:1
になることもあります。
そんな時に使う評価額の種類を調整すれば、
8:2や
7:3に
することも出来ます。
でもそんな時にいつも頭の中によぎることは
「別な相続人が後でそれを知ったらどんな気持ちになるか?」
ということです。
色々と小細工をすると
分からないように情報を出さなかったとしても
必ず相手に知れることになる
というのが私の中での法則であり、
原理原則だと信じています。
だから出したくない情報も正直に出すことが、相手と末永い信頼関係に必ず繋がると信じています。