前回ブログで固定資産税明細書から相続税がかかるか分かる方法をお伝えしました。
今回は、自宅マンションの財産価格が簡単に分かる方法をお伝えします。
これは以前にFPさんを相手に研修で問題に出したのですが、みなさん答えることが出来ませんでした。
ではその方法とは?
まずは計算方法を教える前に、まずは自分で計算して財産価格を出してみましょう。
土地:
家屋:
すぐに答えを聞いては、記憶に残らないからです。
いかがでしょうか?
土地:123,592,590円
家屋:2,738,788円
と出ましたか?
実はこれでは答えが間違っています。
どこが間違えているのか?
土地の評価額が違います。
123,592,590円は、マンション全体の敷地の評価額です。
ここで計算したいのは、マンション1室の土地価格です。
もし計算するのであれば、
計算式=土地評価額(123,592,590円)✕ 敷地の持分割合
で計算出来ます。
でも敷地の持分割合は、知っている人はいないし、もし確認するなら登記簿を見るしかありません。
では明細書から計算する方法はあるのか?
あるのです。
まず明細書に書かれている土地の評価額はマンション敷地全体なのですが、税額はマンション1室の税額なのです。
こんなことどこにも書いていません。
それは、固定資産税を得意としてその仕組みが分かっているすぎさんだから分かる方法を教えます。
そのすぎさん独自の計算方法とは、
計算式 = 固定資産税 ÷ 1.4% ✕ 6
です。
通常は、土地評価額 ⇒ 固定資産税額
を求めるのですが、
ここでは、固定資産税額 ⇒ 土地評価額
で逆算して計算する方法です。
実際に計算すると
固定資産税額(3,573円) ÷ 1.4% ✕ 6
=1,531,285円
になります。
だから
土地:1,531,285円
家屋:2,738,788円
で
合計:4,270,073円 ≒ 400万円程度ということです。
メッチャ、マンションですが安いです。
まとめると、マンションの時の課税明細書は、こんな表記をされるということです。
覚えておくと使えますよ〜。