先日あるお客様からこんなことを言われました。
「ウチの土地の境界が公図と違うのよ。
しかもお役所にも聞いたけど言っていることが違うの。
なぜ?」
(お客様)
「先日区役所が道路との境目を調査しに来てもらったんだけど、明らかにウチの土地の中に食い込んでいるので、聞いたんだけど「これが正しいですよ」って言われたのよ。
区役所に行って聞いてみたんだけど、職員の方の説明が何を言っているのかよくわからないの。
などなどと延々に色々とお話をいただきました。
確かに以前に調べる方法をお伝えしたのですが、素人の方には難しいかなと思い、下記の提案をしました。
(私の提案)
「では私が役所に行って調べて来ますね。」
とお伝えして確認することにしました。
調べた内容は、
・隣接地の登記簿から所有者を確認
・隣接地と境界確定がされた経緯があるか地積測量図を調査
・区役所窓口に行って、道路境界との調査
でした。
最終的には、
公図の境界が間違っている可能性が高い
という結論になりました。
なぜなら区との道路境界は、区とお客様が立ち会って境界を確定していたからです。
さらに調査を進める上で取得した地積測量図を見ると、地積測量図の境界が区の認定した道路境界とほぼ一致していたからです。
公図の土地の形状は、寸法は違っても、形は正しいことが多いので、私にとっては珍しいケースでした。
これはお客様も自分で調査しても解決出来ないでしょうね。
参考までに調査報告書を添付します。