相続対策と聞くと、借金して建物を立てるとか、生命保険に入るとか思い浮かぶかもしれませんが、実は今のお金を生かしきるだけで相続対策できる方法があるのをご存知ですか?
それは、自宅をリフォームすると言う方法です。
自宅リフォームはお金を有用に使う方法です

今お住まいの住宅は、 建ててからどのぐらい年数が経過していますか?
日本の住宅は、木造が多いですが、30年もすると建物の至る所が痛み、特に冬場は外と同じかと思うくらいに隙間風も入ってきます。
今は密閉性の高い住宅ができますので、リフォームすると非常に暖かい家になります。
相続対策と言うと、子供に生前贈与すると言う方法もよく聞かれますが、実は今の家をリフォームして住みやすくするのも相続対策なのです。
しかも固定資産税は上がりません!
よく聞かれるのが、リフォームすると建物の価値が上がるので、毎年の固定資産税が上がるのではと言われます。
しかし現実には、建物の床面積を変更しない範囲でのリフォームであれば、固定資産税は上がりません。
確かに建物価値としては上がります。
でも税金上の価値は上がらないので、リフォームにかけたお金がそのまま節税できると言うことなのです。
リフォームすることは、相続対策にもなります!
リフォームする事は相続税対策にもなります。
例えば、現金1,000万円は、相続税の評価上でも1,000万円です。
でもこの現金を全てリフォームにかけたら現金は無くなり、建物の価値を1,000万円上げるということに理論的にはなります。
しかし先ほども述べたように、リフォームしても固定資産税は上がりません。
相続税の評価額=固定資産税の評価額ですから、そのまま1,000万円は節税になるのです。
まとめ
今回は、自宅をリフォームすると相続税対策になると言うテーマでお話ししました。 このように相続対策には様々な方法があります。
その大きな視点としては、特に不動産については、私たちの一般的な価値基準と税務上の 価値基準が違うと言う点を捉えてそれを有効に利用しているだけです。
また 単に税金を減らすと言うのが目的ではなく、これからの幸せな生活のためにそれぞれの家族にとってどんなお金の使い方が1番有用なのか? そんなことを日々日々考えながらご相談を受けております。
何か気になることがありましたらお気軽にどうぞ。
参考までに動画のリンクもお知らせいたします。